気圧傾度を考えるときに「層厚」を思い出してください。
例えば「500hPa」の同じ等圧面として北半球で
高緯度(北極に近い方)と、
低緯度(赤道に近い方)だと、層厚は北極に近いほうが、気層の平均気温が低いため層厚は小さいです

そのため高度が低いです

また、赤道に近いほうが、気層の気温が高いため層厚は大きいですそのため高度が高くなります。

赤道に近いほうが高度が高くなる分、
 高くなった分だけ余計に空気の重さがかかります
 そのため、高高度のほうが気圧が高く、「高気圧」になるのです

そのため、気圧傾度に差ができて
赤道に近い高高度から、北極に近い低高度に気圧傾度力が働きます