■学科専門
学科専門投影資料
第0回:第0章 学科専門準備について
専門はテキストは参考資料として使用して、基本は講師の投影資料で進めてください。
日進月歩の技術で進んでいるので専門は最新の情報が試験に出るのでテキストは情報が古い場合があります。
第1回:第1章 地上気象観測
百葉箱って今も学校にあるのでしょうか?小学校のことに理科の授業で気温観測など行いましたよね?予報をするうえでとても大切な観測データは、地上でさまざまなルールや定義に沿って観測されています。「最高気温は〇度でした」の背景にはどんな決まりがあって観測されているのでしょうか。まずは専門の基礎知識を覚えていきましょう。
第2回:第2章 高層気象観測/第3章 レーダー観測
1回目で地上での観測を学びましたが、2回目は空の上ではどうやって観測しているのかを学びます。また、今はCMでも「雨雲レーダー」など耳にするようになりましたが、そのレーダーとはなんなのか?どうやって観測するかなどを学んでいただきます。また、予報士試験で必ずと言ってよいほど出題されるエマグラムも学びます。エマグラムは1度聞いただけで誰もマスターはできません。2度3度と繰り返して勉強いただく分野だということを前提にまずは1度目の講座をトライしていきましょう。
第3回:第4章 気象衛星観測/第5章 数値予報
気象衛星観測と数値予報についてです。気象衛星観測が始まってから、気象予報の精度が格段に上がりました。また衛星観測の進歩は精度向上とリンクしています。学科専門の試験だけでなく実技試験でもたくさん問われるところです。そして数値予報はこれまで学んだ「地上観測」や「高層観測」さらには「気象衛星観測」で得たデータを、私達が日々見る「天気予報」に弾き出す「プロセス」です。大切な部分ですからしっかり学びましょう
第4回:第6章 短期・中期予報
さて、数値予報を経て、実際の天気予報の組み立てに入ってきます。天気予報にも決まったルールがあります。例えば「曇り一時雨」「曇り時々雨」この違いはわかりますか?「明日は明け方から雨が降るでしょう」とあった場合、何時から何時が対象になっているでしょうか?また、最近はスマホで雨雲など見ている方も多いと思いますが、その雨雲予想はどうやって作られているのか勉強してきましょう。
第5回:第7章 アンサンブル予報/第8章 予報精度評価
さて、今回はアンサンブル予報です。「アンサンブル」とは「集合」という意味で、フランス語で2人以上が同時に演奏することなどの意味もあります。アンサンブル予報とは、わずかに異なる数値予報を複数行って、予報の精度を高めるために行う手法で、これが始まって天気予報の精度は格段に高くなりました。また、実際に予報を出して、〇%的中したら、〇%外れ、などの結果を出しますので、その計算方法を勉強していきましょう。
第6回:第9章 台風
普段、天気をあまり気にしない方でも台風となると別ですよね。進路や強さ、大きさによって災害をもたらす台風。その台風の構造は一般で学びましたが、専門では天気図にどのように表記されるのか、台風の進路予想はどうやって作られるのか、大きさ、強さはどのように決まるのかを学びます。台風は学科だけでなく実技にもよく出題されるため、台風を制する者は合格を制すると思ってください。
第7回:第10章 さまざまな気象現象
専門⑦回の今回は、まさに日本で起きるさまざまな気象現象がなぜ発生するのか、そのロジックを学んでいきます。温帯低気圧の役割や、ライフサイクル、発達するもの、そうでないものの判断の仕方、梅雨のプロセス、オホーツク海高気圧のでき方、寒冷低気圧や冬型の気圧配置って?など、盛りだくさん。一般の知識と実技の試験の橋渡しのような回です。ここの知識は実技でも特に必要になっていますので基礎をしっかり固めていきましょう。
第8回:第11章 気象情報/12章 気象災害
この回では、どのような災害はどのような気象現象でもたらされるのか、また、注意報や警報はどのような基準でどのように発表されるのかを学びます。予報士試験でも一般、専門、実技の点に結びつく重要なセクションですし、実際の予報士になってからでも必要とされる知識ですので、しっかり学習してください。