コリオリの力
・地球の自転による見かけの力(慣性力)です
例えば、車に乗っていて急ブレーキがかかったとします
・車は停車しますが
・乗っている人たちは進んでいる力が
そのまんま働きますので「前に投げ出される」ような感じになります
⇒これが見かけの力(慣性力)です。
このような力が地球の自転によって働き、北半球では、進行方向に向かって右向きに働きます。
これが「コリオリ力」です(南半球では逆)
おそらく試験で単独で聞かれることは無いと思いますが
角速度=回転の速さです。
地球を北極点の上空から見たとき
例えば時点で角度で30度回転したとします(これが角速度)
同じ30度回転したとしても
北極に近いところと、遠いところで
進む距離、進む速度に差ができます
これが「コリオリ力」が生まれる理由です
またコリオリ力は高緯度で大きく、低緯度では小さく、赤道は「0」です。
北極点に立ったら、回転しているのは実感できますが、赤道では自転しているのがわからないと思います
コリオリパラメータは覚えましょう。
ただ、漫然と覚えるのではダメです。
その意味を理解しないと意味がないし、頭に入りません(他の式にも言えることです)
f=2Ωsinφ
Ωが角速度 φが緯度です
先程赤道ではコリオリ力が「0」になると言う話が出ました
sin0°=0なので コリオリ力fも「0」になります。
式がわかれば、その理由もわかりやすいですよね
角速度自体は存在しますが、それに緯度の要素が掛け合わされることで
コリオリ力の意味がきちんと出ていると思います
コリオリ力は今後、偏西風などに関係する地衡風を始めとした風の計算で必要です
地衡風など、大規模な大気の運動を学びますが、
自転効果(コリオリ力)が大規模な大気の運動ではなく
コリオリ力が大規模な大気の運動に影響すると思ってください
なお、計算させるときは
コリオリパラメータ自体に数字が与えられたり
角速度Ωは数字が与えられるはずです
サインやコサインについては
角度が、0度、30度、45度、60度、90度の数値を
覚えておいたほうがいいかと思います
(サインコサインは別のときにも出てくるので)。