熱圏では大気に含まれていた分子が紫外線やX線に当たって、光解離、光電離が発生し原子や分子、イオン、電子などがバラバラになっている濃度の濃いところを「電離層」と言います。
そして、
光解離とはー0.1〜0.2μmの紫外線にあたって分子(O2)が酸素原子(O)になること。
光電離とはー0.1μm以下の紫外線にあたって原子(NやO)がイオン化し、電子が放出されること、です。
つまり、光解離では
・紫外線の波長が大きいため、分子が原子になります。
そして、光電離では
・紫外線の波長が小さい 原子がさらにバラバラになります。
もう少し説明すると、分子はO2とかCO2とかO3などの「原子が組み合わさったもの」ですが、原子はCとかOとかNとかの単体です
まとめますと、光解離で、大きめの波長の紫外線で分子が原子へとバラバラになり、光電離で更に小さい波長の紫外線で原子がさらにばらばらになって小さくなるというイメージです。