飽和混合比とは、水蒸気分圧が飽和水蒸気圧に達して、水蒸気が飽和したときの混合比の
ことです。簡単に言うと、湿潤空気が飽和している時の混合比が飽和混合比です。
1 ㎏の乾燥空気に対して何gの水蒸気を含むことができるかを示します。


式で表すと
混合比=水蒸気質量[g]/乾燥空気質量[㎏]ですが、
飽和混合比=飽和水蒸気質量[g]/乾燥空気質量[㎏]となります。

近似式では、
混合比=0.622×(水蒸気の分圧/湿潤空気塊の圧力)
飽和混合比=0.622×(飽和水蒸気の分圧/湿潤空気塊の圧力)

気温が同じなら・・・
気圧が高い方が、飽和混合比は低くなる。
気圧が低い方が、飽和混合比は高くなる。
気圧が同じなら・・・
気温が高い方が、飽和混合比は高くなる。
気温が低い方が、飽和混合比は低くなる。
さらに詳しい内容は、エマグラムを学ぶときに説明します。エマグラムで考えたほうが分かりやすいと思います。