風は「気圧差」や「温度差」がある所に発生します
また基本的に高いところから、低い所に向かって吹きます
さらに傾斜がある面でボールを転がすことを考えると
傾斜が大きいほうが早く転がりますよね?
風も同じで
気圧差や温度差が大きいほうが風速が大きくなります
それに自転などいろいろな要素が加わって
地衡風や温度風は等高度線にほぼ平行に吹くわけです
さて温度風について高度がたかくなるにつれて風速が大きくなることについては
こちらの図も参考にしてください
・大気の等圧面と等圧面の間の「気層」を
「気層の厚み」=「層厚」といいます
たとえば800hPaと900hPaの気層の厚み「層厚」とかそんな感じですね
この「層厚」は一様ではありません
なぜなら、高緯度と低緯度では温度が違うからです
高緯度は気温が低いため、相対的に「層厚」が小さいです
低緯度は気温が高いため、相対的に「層厚」が大きいです
(温度が高いと体積が大きく、低いと体積が小さくなりますよね?)
それが積み上がっていくとどうでしょう?
高緯度と低緯度の層厚の差が
高度が高くなるにつれて、大きくなるのがわかるでしょうか?
そうなると「勾配」も大きくなって温度風の風速も大きくなるのです