水滴の径(直径とか半径)が小さいほど表面張力が強くなり、
水滴が壊れやすい=蒸発しやすい です。

さて
ご質問の件
「水滴に対する飽和水蒸気圧は水滴の表面張力の影響で水面に対する値より大きい」ということについてです

まず「飽和」=空気に限界まで水蒸気が含まれている状態です
また「飽和水蒸気圧」=空気が限界まで水蒸気を含んだときの水蒸気圧です

さて飽和について水の入ったコップで考えましょう
コップに水が溢れないぐらいでたっぷりはいっている状態が「飽和」です
こぼれると「凝結」というわけです

これで考えた場合「飽和水蒸気圧(量)」の大小は
言ってみれば「コップの大きさ」なわけです
・コップが大きいと「飽和」しにくい 「凝結」しにくい
・コップが小さいと「飽和」しやすい 「凝結」しやすい
ということですよね?

ここで「水滴」と「水面」の比較を考えましょう
(「水面」は「大きな大きな水滴」と考えてもいいかもしれません)
「小さな水滴」は蒸発しやすいです
表面張力の影響で水滴が壊れやすく、まんま蒸発するものも多いのです
「水面」はそれに比べて蒸発しにくいです

「小さな水滴」は
「蒸発しやすい」=「凝結しにくい」ということが言えます

飽和して水滴であり続けるためには、凝結しつづけなければいけません。
飽和水蒸気圧(量)が大きいから、
限界の水分量も多くないといけないわけで、
そこに至るまでに表面張力の影響で水滴が壊れて蒸発するわけです

凝結しやすいということは飽和水蒸気圧(量)が小さく、わずかな水分量でいいわけです
「飽和水蒸気圧」が大きいから「飽和しにくい」ということになります
「水面」は逆になります