Q< 温度風>
高度間の地衡風の鉛直シアで,実際に吹いている風ではない。
(北半球では)温度風ベクトルの右側は暖気,左側は寒域となる。
<温度移流>
左図
この温度風に挟まれた,三角形内部の熱エネルギー(暖気)が 高圧から低圧へ吸い出されて,実際に移動しているという理解で良いのでしょうか?温度風は吹いていない風なのに,熱の移動が起こるのかな?と疑問を感じました。
A温度風ー異なる高度間の地衡風の鉛直シア風の吹き方は地衡風に似ている。
地衡風ー高度を低い方を左に見て等高度線(等圧線)に平行に吹く
温度風ー高度・温度の低い方を左に見て等高度線(等温線)に平行に吹く
→なので、 (北半球では)温度風ベクトルの右側は暖気,左側は寒域となります。また、温度風自体は実際に吹いているわけではないのですが 風のベクトルで表すことができます。
温度移流についてですが、シンプルに考えましょう 詳細は添付した資料を見ていただきたいのですが、 温度風を考えたときに 暖気移流は、「高度が違う2つの風のベクトル」が それぞれ両方とも、暖気域側から寒気域側に向けてまたいで吹いています 寒気移流は、「高度が違う2つの風のベクトル」が それぞれ両方とも、寒気域側から暖気域側に向けてまたいで吹いています (注:温度風は、暖気域と低温域の間、等温線に平行に吹きます) 単純に暖かい方から寒い方、寒い方から暖かい方に吹いているだけのことです 図をみてしっかり確認してみてください。