バルジはどうやってできるのですか? 更新日:2022年3月16日 A バルジはどうやってできるのですか? 「バルジ」は発達期の低気圧に見られます温帯低気圧中心の北側から北東側(寒気側)に凸状に(高気圧性曲率を持って)雲域が膨らむ現象のことを言います 成因は①温暖前線上を暖湿空気が滑昇しながら低気圧の北〜北東側に雲を作る②その低気圧の北側に強風軸があり 雲がその強風軸に流されるために 高気圧性曲率を持った凸状の雲域ができるのです 強風で流されるために、バルジの北縁はきれいな境を持っているんですまたなぜ低気圧なのに「高気圧性曲率」というかというと高気圧は時計回り(右回り)ですが、膨らんだ雲域が偏西風(西風)に流されて、マルっとなりますその流れが時計回りなので「高気圧性曲率」というのです この記事を書いている人 気象予報士アカデミー 気象予報士アカデミー運営スタッフ 気象予報士を目指す人を全力で応援するオンライン講座を運営しています。 執筆記事一覧