【切離低気圧】地上の天気図には現れない理由

またまた、受講生の方から質問をいただきました。

受講生
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切離低気圧は地上の天気図には現れないのはなぜでしょうか?

はい、切離低気圧についてわかりやすくまとめます。

切離低気圧とは?

切離低気圧とは、等高度線の流れから切り離され、閉じた等高度線で表示された低気圧で、
寒冷低気圧とも呼ばれることもあります

切離低気圧は上空の偏西風の蛇行が大きくなる過程で、蛇行が激しくなりすぎて、切り離されて取り残された低気圧です。

なので、上空の天気図ではあきらかにわかりますが、地上の低気圧では「現れない」というよりは、

  • 「表現されないこともある」
  • 「表現されたとしても地上天気図上では切離低気圧かどうかわからない」

という方が正確です。

なぜ地上の天気図に現れにくいのか?

切離低気圧は、偏西風の蛇行から切り離されてできています。

また、暖気と寒気で構成される“温帯低気圧”と異なり、寒気でできているせいで、空気の密度が大きくなっています。

空気の密度が大きいため、地上天気図では「表現されないことがある」「表現されても切離低気圧だとわからない」という状況になります。

その他、寒気が非常に強い場合は地上天気図に現れることがありますが、その際は前線は伴わず、「ぽつん」と現れます。

地上天気図に現れにくい切離低気圧の存在を、上空の気象データなどから予測することは、気象予報士の重要な役割と言えますね。

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