温位は凝結すると潜熱によって上昇するのでしょうか? 更新日:2022年3月3日 改めて温位を考えていきましょう。 温位=空気塊を乾燥断熱的に1000hPaの高度に移動させたときの温度・乾燥断熱変化するとき、温位は一定=保存・温位θ 絶対温度Tに比例 気圧Pに反比例 温位と絶対温度の関係だけなら普通は […] 続きを読む
混合比はなぜ移行層で急激に減少するのですか? 更新日:2022年3月3日 対流混合層での未飽和の空気塊は対流で混合されているので「一定」ですさすがに気温が下がっているので対流混合層上端付近ではほぼ飽和に近い状態です移行層で、さらに気温が下がったり過飽和になるとちょっとしたはずみで凝結し雲が発生 […] 続きを読む
オンデマンド講座で太陽の光は空気を暖めないと言っていました。 しかしテキストでは、成層圏では大気を温める熱源があることを示唆しており、オゾンが太陽放射の紫外線を吸収して熱に変換とあります。この現象は太陽の光が空気を温めることに含まれないのでしょうか? 更新日:2022年3月3日 紫外線(太陽放射・短波放射)自体は大気を暖めません成層圏ではオゾンが多いのですがそのオゾンが紫外線を吸収して発熱するため、その熱が大気を暖めます対流圏は紫外線を吸収するものがほとんどないのです繰り返しになるのですが紫外線 […] 続きを読む
水滴に対する飽和水蒸気圧は、水滴の表面張力の影響で水面に対する値より大きくなるのはなぜですか? 更新日:2022年3月3日 水滴の径(直径とか半径)が小さいほど表面張力が強くなり、水滴が壊れやすい=蒸発しやすい です。 さてご質問の件「水滴に対する飽和水蒸気圧は水滴の表面張力の影響で水面に対する値より大きい」ということについてです まず「飽和 […] 続きを読む
ブリューワー・ドブソン循環の認識について。成層圏下層から両極に向かう大規模な循環と書いてありますがつまりオゾンは最終的に成層圏下層では両極に多くなると言うことでしょうかまた成層圏上層・中層では夏極から冬極に向かう循環とありますがつまり最終的に冬極にオゾンが多く存在するということでしょうか 更新日:2022年3月3日 ほぼご指摘のとおりです。特に濃度が高いのは極よりちょっと手前の緯度になります冬季の極付近の成層圏では極渦・極夜ジェットという強い偏西風が吹くためそれより極側に輸送できないためです あと成層圏中、上層に夏極から冬極への循環 […] 続きを読む
(水平風の収束について)密度と風速の関連について 更新日:2022年3月3日 問題文より「上面:側面の空気密度の比が4:5」であるのに、上面を通る鉛直流の風速が5Vになるのはどうしてですか?上面から出ていくので、上面の密度の比の4Vだと考えてしまいます (問題) 図のように,大気中に一辺の長さが […] 続きを読む
一般の大気の力学の地衡風のスライドで気圧傾度力が高高度から低高度へ吹いているのはなぜですか? 高気圧から低気圧へ吹くのは分かるのですが、高高度側が低気圧にはならないのでしょうか? 更新日:2022年3月3日 気圧傾度を考えるときに「層厚」を思い出してください。例えば「500hPa」の同じ等圧面として北半球で高緯度(北極に近い方)と、低緯度(赤道に近い方)だと、層厚は北極に近いほうが、気層の平均気温が低いため層厚は小さいです […] 続きを読む
風速は1海里=1852mと数字の暗記だけで良いでしょうか?緯度線1度の60分の1というのがいまいちイメージできません。 更新日:2022年3月3日 緯度1度≒111.1km.です。1海里はその60分の1なので、111.1km÷60≒1.852km(1852m)になります。緯度1度≒111.1km.と1海里≒1.852km.(1852m)は覚えましょう。 続きを読む
大気の安定・不安定について、いつも混乱してしまいます。 更新日:2022年1月3日 まず、乾燥断熱減率とは何かを抑えておく必要があります。 大気は、上昇や下降によって良くかき混ぜられた状態にあるので、断熱膨張・断熱圧縮が起こり、自然と上下に温度差ができます。そして、その高さによる温度の変化の割合が乾燥断 […] 続きを読む
ブリューワードブソン循環についてイメージがわかず悩んでいます。 更新日:2022年3月3日 ブリューワー・ドブソン循環①対流圏の赤道付近である低緯度で対流活動が盛んなため 上昇気流が発生し、対流圏界面の高度が高い ②それに押し上げられる形で 成層圏下部から両極側に向かう流れが浮かぶ(これによってオゾンは両極側に […] 続きを読む