気象予報士アカデミーでは受講生からの質問について、個別に質問用のチャットを用意しています。
メールや郵送などではなく、チャットを使うことで気軽に質問してもらえるようにしています。
質問については「前線って何ですか?」という基礎的なことから、実技のスキルアップまでレベルは様々ですが、一つ一つ講師が丁寧に対応しています。
例えばこちらは十分に実力が着いていて、合格が近い状態のYさんからの質問です。
【等温線の解析について】 実技第3回の復習を兼ねて、3月20日(水)13:30関東地方の等温線の解析を行いました。 ・越谷9.8℃付近の10℃線の通すべき位置? ・河口湖、山中は富士山の裾野で標高1,000m弱と観測点の標高が高く、急激に気温が低くなっている という理解で良いでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。 |
気象庁のアメダスデータを使ってご自身で等温線を引いています。
これに対しての講師の解答
とても細かく等温線解析が出来ていたかと思います。 少し気になったのは、東京都内の等温線解析(9℃線の解析)と東京から北関東方面の等温線解析(10℃線の解析)の部分が気になりました。9℃の等温線は、山梨県や秩父方面から無理やり引っ張って来るよりも、独立して存在する形にした方が良いでしょう。 そうすることで、越谷の9.8℃を「10℃の等温線の中」に入れることが可能になるかと思います。 それと、静岡県~神奈川県湘南地域にかけて、13℃の等温線も描画しておきましょう。 房総半島や茨城県方面の等温線解析は問題ないと思います。 以下、私の解析を掲載しておきます。 青色が9℃の等温線、赤色が10℃の等温線、緑色が11℃の等温線、黄色が13℃の等温線です。 |
実技のスキルアップには過去問を特だけではなく、積極的に天気図を解析していく必要があります。
こういった質問が回数に制限なく質問できることで、どんどん実力を付けていってもらっています。
また、質問をすることで、その受講生の理解度や知識の定着レベルが解るので、その受講生にあったアドバイスもしています。
これからも一人一人に寄り添って頑張る受講生をサポートしていきます!