受講生からの質問です!

気圧の鞍部ってなんですか?
普段見ている天気予報では聞かないかもしれませんが、気象予報士試験に登場したことがありますね。
では今回は、この気圧の鞍部について解説しましょう!
気圧の鞍部は高気圧と高気圧の間にある
「気圧の『鞍部(あんぶ)』」は、高気圧と高気圧の間の中途半端なところです。
馬にまたがる時に座る「鞍(くら)」を思い出せばいいですかね。

広く見れば大きな高気圧におおわれていますが、細かく見ると高気圧と高気圧の間で中途半端。
これが「鞍部」といえます。
どんな時に気圧の鞍部ができる?
この状態は春とか秋とかの天気が安定して穏やかな日が続くときの「帯状の高気圧」におおわれた際にできやすいです。
2022年4月4日にわかりやすい天気図となっていました。
高圧部を色付けしています。
日本列島の東西に高気圧があり、西日本がちょうど「鞍部」になっています。
また渤海の直ぐ西の大陸にある高気圧と黄海の高気圧の間にも「鞍部」がありますね。
日本列島を東西に切って断面図を作ってみましたが「鞍部」がよくわかります。

天気予報では「鞍部」を無視することがほとんどです。
でも鞍部にかかると、やはり天気の崩れがなくっても薄雲が広がりやすくなったりします。
気象予報士試験で頻出ワードではないけれど、もちろん知っていれば便利です。
またこういった鞍部の知識があると「実技試験」で有利です。
添付の天気図で、西日本にかかる鞍部の南
等圧線が盛り上がっていて、気圧の谷のようになっています。
鞍部があるときはそれを意識しながら等圧線を書いたりすると、加点されます。
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