気象予報士アカデミーで学ぶ内容・単語をご紹介

気象予報士試験は、学科一般・学科専門・実技の3分野の合格が必要になります。
気象予報士アカデミーの講座ではそれぞれの講座の知識を順序だてて、体系的に学びます。

このページでは、各章で学ぶ内容と、テキストで取り扱っている主な用語をご紹介しています。

「気象予報士の勉強ではどのようなことを学ぶのか」「アカデミーのオリジナルテキストにはどのような内容が掲載されているのか」を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

また、受講生の皆さんは復習や用語検索にもご活用いただけます。

【受講生の皆さんへ】
「〇〇」ってどこの章にあったっけ?と思った時は、WEBの検索機能を使って探してください。
単語はその章で扱っている単語を掲載しているので、複数表示されます。
テキストは随時改定するため、具体的なページ数は記載していません。ページはご自身で確認をお願いします。

学科一般第1章 大気の構造

【学ぶ内容】
空を見上げてみましょう。今日は晴れていますか?雲はありますか?それとも雨が降っていますか? 晴れたり曇ったり雨が降ったり、台風や低気圧が通ったりするのはすべて「大気」の中で起こっている 現象です。まずはこの「大気」とは何かを学んでいきましょう。 地上から宇宙にかけて大気を層に分けて考えます。それぞれの層の特徴を学ぶことで「空」という空 間を立体的に理解していきます。

【この章で学ぶ項目・用語】

1階:対流圏(たいりゅうけん)
2階:成層圏(せいそうけん)
3階:中間圏(ちゅうかんけん)
4階:熱圏(ねっけん)
アルゴン
オゾンの分解(ぶんかい)
オゾンの生成(せいせい)
オゾンの運搬(うんぱん)
オゾン層密度(おぞんそうみつど)の極大域(きょくだいいき)
オーロラ
中層大気(ちゅうそうたいき)
中高緯度(ちゅうこういど)
低気圧(ていきあつ)
低温(ていおん)
低緯度(ていいど)
冷却源(れいきゃくげん)
国際標準大気(こくさいひょうじゅんたいき)
夜光雲(やこううん)
大気の鉛直構造(えんちょくこうぞう)まとめ
大気は何でできているのか?
対流圏(たいりゅうけん)の気温減率(きおんげんりつ)
対流圏界面(たいりゅうけんかいめん)
層厚(そうこう)
成層圏(せいそうけん)で起(お)きる現象(げんしょう)
成層圏界面(せいそうけんかいめん)
成層圏上部(せいそうけんじょうぶ)
成層圏準2年周期振動(せいそうけんじゅんにねんしゅうきしんどう)
成層圏突然昇温(せいそうけんとつぜんしょうおん)
中間圏界面(ちゅうかんけんかいめん)
放射(ほうしゃ)の仕組(しく)みと大気(たいき)との関係(かんけい)
熱の供給源(きょうきゅうげん)(熱源(ねつげん))
熱力学(ねつりきがく)
空気の温まりやすさ
純酸素大気(じゅんさんそたいき)
紫外線(しがいせん)の吸収(きゅうしゅう)
赤道(せきどう)
逆転層(ぎゃくてんそう)
鉛直(えんちょく)
高気圧(こうきあつ)
電離層(でんりそう)
光電離(ひかりでんり)
光解離(ひかりかいり)

学科一般 第2章 水の状態変化

天気予報でよく耳にする「湿度○%」や「露点温度」「乾燥した空気」などは、すべて空気中に含まれる水蒸気が関係しています。

この章では、水が「氷・水・水蒸気」と姿を変える状態変化をはじめ、湿度や混合比、水蒸気圧、潜熱など、気象現象を理解するために欠かせない基礎知識を学びます。

また、雨や雪、雲ができる仕組みや、空気が冷えたり暖まったりする理由など、今後学ぶ熱力学や実技試験にも直結する重要な内容が数多く登場します。

この章は学科一般だけでなく、実技試験でも頻繁に活用する知識が詰まっています。まずは各用語の意味と違いをしっかり理解し、計算問題にも対応できるよう基礎を固めていきましょう。

【この章で学ぶ項目・用語】

hPa(ヘクトパスカル)
乾湿計(かんしつけい)
乾燥空気(かんそうくうき)
分圧(ぶんあつ)
大気中(たいきちゅう)の水分量(すいぶんりょう)の表現方法(ひょうげんほうほう)
気化熱(きかねつ)
昇華(しょうか)
融解(ゆうかい)
蒸発(じょうはつ)
潜熱(せんねつ)
顕熱(けんねつ)
熱量(ねつりょう)
水(みず)の状態変化(じょうたいへんか)
水蒸気圧(すいじょうきあつ)
水蒸気密度(すいじょうきみつど)
飽和(ほうわ)
飽和水蒸気圧(ほうわすいじょうきあつ)
飽和水蒸気密度(ほうわすいじょうきみつど)
絶対湿度(ぜったいしつど)
相対湿度(そうたいしつど)
比湿(ひしつ)
混合比(こんごうひ)
混合比(こんごうひ)の近似式(きんじしき)
湿球温度(しっきゅうおんど)
湿数(しっすう)
露点温度(ろてんおんど)
湿潤空気(しつじゅんくうき)
湿潤域(しつじゅんいき)
絶対量(ぜったいりょう)
空気の重さ
窒素(ちっそ)
酸素(さんそ)
温度と飽和水蒸気圧(ほうわすいじょうきあつ)の関係
蒸発(じょうはつ)による冷却効果(れいきゃくこうか)
潜熱(せんねつ)を利用した温度変化(おんどへんか)
水蒸気(すいじょうき)の性質(せいしつ)
保存則(ほぞんそく)と混合比(こんごうひ)の考え方

学科一般 第3章 雲の種類と降水過程

【学ぶ内容】
空に浮かぶ雲には、それぞれ名前があり、でき方や特徴が異なります。また、雨や雪、ひょうなどの降水も、雲の中で起こるさまざまな現象によって生まれています。この章では、十種雲形の特徴や見分け方をはじめ、霧の種類、放射冷却、雲ができる仕組み、そして雨や雪が地上に降るまでの降水過程について学びます。

さらに、「暖かい雨」「冷たい雨」の違いや、あられ・ひょう・雪ができる仕組みなど、気象予報士試験で頻繁に出題される内容を体系的に理解します。

この章は暗記事項が比較的多い分野ですが、一度整理して覚えてしまえば得点源になります。空を見上げながら実際の雲と結び付けて学ぶことで、より理解が深まります。

【この章で学ぶ項目・用語】
十種雲形(じっしゅうんけい)
対流雲(たいりゅううん)
層状雲(そうじょううん)
雲の性状(せいじょう)と降水・上昇気流の関係
放射霧(ほうしゃぎり)
移流霧(いりゅうぎり)
蒸気霧(じょうきぎり)
前線霧(ぜんせんぎり)
上昇霧(じょうしょうぎり)
滑昇霧(かっしょうぎり)
放射冷却(ほうしゃれいきゃく)
霜(しも)
降水過程(こうすいかてい)
雲粒(うんりゅう)と雨粒(あまりゅう)の大きさ
氷晶(ひょうしょう)
雲のできかた
過飽和(かほうわ)とは
過飽和状態(かほうわじょうたい)
エーロゾル
凝結核(ぎょうけつかく)
凝結過程(ぎょうけつかてい)
拡散過程(かくさんかてい)
併合過程(へいごうかてい)
雲粒と雨粒の落下速度
冷たい雨
暖かい雨
あられ
ひょう
雪片(せっぺん)
過冷却(かれいきゃく)
過冷却水(かれいきゃくすい)
結露(けつろ)
降雹(こうひょう)
雨粒の落下速度計算式
粘性(ねんせい)
重力
速度の2乗

学科一般 第4章 放射の仕組みと大気との関係

【学ぶ内容】

私たちが生活できる地球の気温は、太陽から届くエネルギーと、地球や大気が放出するエネルギーのバランスによって決まっています。このエネルギーのやり取りを「放射」といいます。

この章では、太陽放射と地球放射の違い、放射に関する基本法則、散乱や反射、アルベド、温室効果など、気候や気温を決める重要な仕組みを学びます。

また、「なぜ空は青いのか」「夕焼けはなぜ赤いのか」といった身近な現象についても、放射や散乱の仕組みから理解していきます。

放射は、第1章「大気の構造」、第5・6章「熱力学」、第11章「異常気象と気候変動」と深く関わる重要分野です。計算問題も出題されますが、まずは放射の流れをイメージしながら理解することが合格への近道です。

【この章で学ぶ項目・用語】
放射(ほうしゃ)
放射に関する法則
放射平衡(ほうしゃへいこう)
放射平衡温度(ほうしゃへいこうおんど)
太陽放射(たいようほうしゃ)
地球放射(ちきゅうほうしゃ)
黒体放射(こくたいほうしゃ)
大気放射(たいきほうしゃ)
短波放射(たんぱほうしゃ)
長波放射(ちょうはほうしゃ)
太陽放射強度(たいようほうしゃきょうど)
地球放射強度(ちきゅうほうしゃきょうど)
太陽放射のスペクトル
太陽放射の吸収
地球放射の吸収
大気と太陽放射の関係
太陽からの距離と放射強度の関係
地球と太陽の距離
太陽高度と放射強度の変化
夏至(げし)と太陽放射エネルギー
紫外線(しがいせん)
可視光線(かしこうせん)
赤外線(せきがいせん)
地球放射
赤外放射
散乱(さんらん)
反射(はんしゃ)
屈折(くっせつ)
レイリー散乱(さんらん)
ミー散乱(さんらん)
アルベド(反射率)
大気のアルベドへの寄与(きよ)
地球大気の熱収支(ねつしゅうし)
温室効果(おんしつこうか)
大気による温室効果のメカニズム
大気による温室効果のメカニズムの計算式
大気の窓(窓領域)(まどりょういき)
キルヒホッフの法則
ステファン・ボルツマンの法則
プランクの法則
ウィーンの変位則

学科一般 第5章 熱力学(前半)

【学ぶ内容】

熱気球が空に浮かぶ理由や、空気が暖められると膨らみ、冷やされると縮む理由は、すべて熱力学によって説明できます。

この章では、分子の運動や気圧との関係、ボイル・シャルルの法則、気体の状態方程式、熱力学の第一法則など、大気の変化を物理的に理解するための基礎を学びます。

また、断熱圧縮・断熱膨張や静力学平衡など、気象予報士試験で頻出する重要な考え方についても学習します。

熱力学は学科一般の中でも最もボリュームが多く、計算問題も多い分野ですが、この章を理解することで、第6章以降の熱力学や実技試験の理解が大きく深まります。まずは公式を暗記するのではなく、「空気はなぜ温度が変わるのか」という仕組みをイメージしながら学んでいきましょう。

【この章で学ぶ項目・用語】
原子(げんし)
分子(ぶんし)
分子の運動と圧力の関係
ボイル・シャルルの法則
静力学平衡(せいりきがくへいこう)
気体の状態方程式(じょうたいほうていしき)
気体の状態方程式(基本形)
密度を使う気体の状態方程式
比容(ひよう)を使う気体の状態方程式
熱力学の法則
熱力学の第一法則
断熱圧縮(だんねつあっしゅく)
断熱膨張(だんねつぼうちょう)
断熱変化(だんねつへんか)
定圧比熱(ていあつひねつ)
定積比熱(ていせきひねつ)
熱容量(ねつようりょう)
アボガドロ数
モル
理想気体の状態方程式
普遍気体定数(ふへんきたいていすう)
気体定数(きたいていすう)
気体の内部エネルギー
静力学平衡の応用
総観規模擾乱(そうかんきぼじょうらん)
メソスケール現象
混合比(こんごうひ)の特徴と性質
混合比の定義と計算
混合比の保存則(ほぞんそく)
他の湿度指標(しつどしひょう)との違い
絶対量
数km〜数百km以下のメソスケール現象

学科一般 第6章 熱力学(後半)

【学ぶ内容】

第5章で学んだ熱力学の基礎をもとに、この章では「空気が上昇すると雲ができる理由」や「積乱雲が発達する仕組み」など、実際の気象現象につながる重要な内容を学びます。

空気が上昇・下降するときの温度変化や、乾燥断熱減率・湿潤断熱減率、大気の安定・不安定、浮力などを理解することで、雷雨や集中豪雨が発生する仕組みを理論的に説明できるようになります。

また、気象予報士試験で頻繁に出題される「条件付不安定」や「対流の発達」など、実技試験にも直結する重要な考え方を身につけます。

この章は、学科一般だけでなく実技試験でも最も重要な単元の一つです。エマグラムの理解や天気図解析にもつながるため、公式を覚えるだけでなく、「なぜそうなるのか」をイメージしながら学習を進めましょう。

【この章で学ぶ項目・用語】
乾燥断熱減率(かんそうだんねつげんりつ)
湿潤断熱減率(しつじゅんだんねつげんりつ)
断熱圧縮(だんねつあっしゅく)による温度変化
絶対温度(ぜったいおんど)
温位(おんい)
相当温位(そうとうおんい)
温位保存(おんいほぞん)
温位移流(おんいいりゅう)
浮力(ふりょく)
対流(たいりゅう)
大気の安定
大気の不安定
絶対安定(ぜったいあんてい)
絶対不安定(ぜったいふあんてい)
条件付不安定(じょうけんつきふあんてい)
潜在的不安定(せんざいてきふあんてい)
対流不安定(たいりゅうふあんてい)
持ち上げ凝結高度(もちあげぎょうけつこうど)
自由対流高度(じゆうたいりゅうこうど)
平衡高度(へいこうこうど)
浮力エネルギー
CAPE(キャップ)
CIN(シン)
エマグラム
状態曲線(じょうたいきょくせん)
乾燥断熱線(かんそうだんねつせん)
湿潤断熱線(しつじゅんだんねつせん)
飽和混合比線(ほうわこんごうひせん)
持ち上げ指数(もちあげしすう)
SSI(ショワルター安定指数)
K指数(ケーしすう)
浮遊粒子(ふゆうりゅうし)
積乱雲(せきらんうん)の発達
潜熱放出(せんねつほうしゅつ)
凝結熱(ぎょうけつねつ)

学科一般 第7章 大気の力学と運動

【学ぶ内容】

天気図を見ると、高気圧や低気圧の周りには必ず風が吹いています。では、風はなぜ吹くのでしょうか。

この章では、気圧傾度力・コリオリの力・遠心力・摩擦力など、風を生み出す力について学びます。また、地衡風や傾度風、温度風など、気象予報士試験で頻出する風の種類や特徴を理解し、天気図から風向や風速を読み取る力を身につけます。

さらに、大気境界層やジェット気流との関係、風による暖気移流・寒気移流など、実技試験にも直結する重要な内容を学習します。

この章は、天気図を読む力を身につけるための基礎となる重要な単元です。風の向きや強さを「暗記」するのではなく、「なぜその向きに吹くのか」を理解することで、学科・実技の両方で大きな得点力につながります。

【この章で学ぶ項目・用語】
気圧傾度力(きあつけいどりょく)
コリオリの力
コリオリパラメータ
遠心力(えんしんりょく)
摩擦力(まさつりょく)
地衡風(ちこうふう)
傾度風(けいどふう)
旋衡風(せんこうふう)
地衡風と傾度風の比較
地衡風の計算式
温度風(おんどふう)
温度風の関係
温度風ベクトル
温度風ベクトルの求め方
暖気移流(だんきいりゅう)
寒気移流(かんきいりゅう)
温度移流(おんどいりゅう)
渦度(うずど)
絶対渦度(ぜったいうずど)
絶対渦度保存則(ぜったいうずどほぞんそく)
発散(はっさん)
収束(しゅうそく)
水平発散(すいへいはっさん)
水平収束(すいへいしゅうそく)
渦度方程式(うずどほうていしき)
大気境界層(たいききょうかいそう)
接地層(せっちそう)
摩擦層(まさつそう)
エクマン層
自由大気(じゆうたいき)
接地逆転層(せっちぎゃくてんそう)
大気境界層の構成
大気境界層の役割
大気境界層の物理量の鉛直変化
乱渦(らんか)
等圧線(とうあつせん)
等高度線(とうこうどせん)
等温線(とうおんせん)
等温層(とうおんそう)
等温位(とうおんい)
シアー
ジェット気流
地衡流(ちこうりゅう)
傾度流(けいどりゅう)
塵旋風(じんせんぷう)

学科一般 第8章 大気の大規模な運動

【学ぶ内容】

地球規模で見ると、大気は赤道から極へ向かって熱を運びながら、大きな循環をつくっています。この大気の流れが、日本を含む世界各地の気候や天気を大きく左右しています。

この章では、ハドレー循環・フェレル循環・極循環などの地球規模の大気循環をはじめ、偏西風やジェット気流、モンスーン(季節風)、温帯低気圧の発達など、大規模な気象現象について学びます。

さらに、赤道付近で受け取った熱がどのように中緯度や極へ運ばれているのか、その仕組みや役割についても理解を深めます。

この章は、第7章「大気の力学と運動」で学んだ風の知識を応用する単元です。大気全体の流れを立体的にイメージできるようになると、天気図の理解や実技試験の解析力も大きく向上します。

【この章で学ぶ項目・用語】
ハドレー循環(じゅんかん)
フェレル循環(じゅんかん)
極循環(きょくじゅんかん)
子午面循環(しごめんじゅんかん)
貿易風(ぼうえきふう)
偏西風(へんせいふう)
熱帯収束帯(ねったいしゅうそくたい)
ジェット気流
前線帯(ぜんせんたい)
偏西風波動(へんせいふうはどう)
プラネタリー波
傾圧不安定波(けいあつふあんていは)
モンスーン(季節風)
アジアモンスーン
南西モンスーン
温帯低気圧(おんたいていきあつ)
温帯低気圧の発達
温帯低気圧の雲の種類
南北熱輸送(なんぼくねつゆそう)
地球放射と太陽放射の熱収支(ねつしゅうし)
熱の輸送量
全熱輸送(ぜんねつゆそう)
大気による熱輸送
顕熱輸送(けんねつゆそう)
潜熱輸送(せんねつゆそう)
海流による熱輸送
降水量(こうすいりょう)と蒸発量(じょうはつりょう)の分布
傾圧大気(けいあつたいき)
順圧大気(じゅんあつたいき)
風の南北循環
温帯低気圧周辺の水平温度移流(すいへいおんどいりゅう)
赤道面(せきどうめん)
転移層(てんいそう)
直接循環(ちょくせつじゅんかん)
間接循環(かんせつじゅんかん)

学科一般 第9章 メソスケール(中規模)現象

【学ぶ内容】

ニュースで耳にする線状降水帯やゲリラ豪雨、台風、竜巻などの激しい気象現象は、比較的狭い範囲で発生する「メソスケール現象」と呼ばれています。

この章では、積乱雲が発達する仕組みや降水システム、線状降水帯、台風、温度風など、災害をもたらす気象現象について学びます。また、地形や暖かく湿った空気の流入がどのように大雨を引き起こすのかについても理解を深めます。

さらに、竜巻やダウンバーストなどの激しい突風現象についても学び、気象災害が発生するメカニズムを体系的に理解します。

この章は、実技試験でも非常に重要な単元です。天気図や気象データを見ながら「なぜここで雨が強まるのか」「なぜ積乱雲が発達するのか」を論理的に考える力を身につけましょう。

【この章で学ぶ項目・用語】
メソスケール現象
積乱雲(せきらんうん)
対流(たいりゅう)の発達
シングルセル
スーパーセル
マルチセル
線状降水帯(せんじょうこうすいたい)
バックビルディング現象
降水システム
MCS(メソ対流系)
地形性降水(ちけいせいこうすい)
強制上昇(きょうせいじょうしょう)
暖湿気(だんしつき)
温度風(おんどふう)
暖気核(だんきかく)
熱帯低気圧(ねったいていきあつ)
台風
台風の構造
台風の発達
台風の進路
台風の勢力
温帯低気圧への変化
竜巻(たつまき)
漏斗雲(ろうとううん)
ダウンバースト
ガストフロント
シアーライン
メソハイ
積乱雲群
潜熱(せんねつ)
脊梁山脈(せきりょうさんみゃく)
フェーン現象
漏斗(ろうと)

学科一般 第10章 中層大気の運動

【学ぶ内容】

私たちが普段生活している対流圏のさらに上には、成層圏や中間圏などの「中層大気」が広がっています。一見すると天気とは関係がないように思えますが、中層大気の変化は、寒波や猛暑など地上の天候にも大きな影響を与えることがあります。

この章では、成層圏で吹く風や波動など、中層大気で起こる現象について学びます。また、ロスビー波や赤道波など、大気の大規模な波動についても理解を深めます。

近年では、中層大気と地上の天候との関係が注目されており、寒波や異常気象との関連についても気象予報士試験で出題されることがあります。

第1章「大気の構造」や第8章「大気の大規模な運動」で学んだ内容をさらに発展させ、地球全体の大気の流れを立体的に理解していきましょう。

【この章で学ぶ項目・用語】
中層大気(ちゅうそうたいき)
成層圏(せいそうけん)
中間圏(ちゅうかんけん)
成層圏循環(せいそうけんじゅんかん)
ブリューワー・ドブソン循環
子午面循環(しごめんじゅんかん)
ロスビー波
惑星波(わくせいは)
重力波(じゅうりょくは)
赤道波(せきどうは)
ケルビン波
混合ロスビー重力波(こんごうろすびーじゅうりょくは)
準2年周期振動(じゅんにねんしゅうきしんどう)
QBO
成層圏突然昇温(せいそうけんとつぜんしょうおん)
極夜渦(きょくやうず)
極渦(きょくうず)
極地方(きょくちほう)
赤道上空(せきどうじょうくう)の成層圏
谷(トラフ)
尾根(リッジ)
波動(はどう)
オゾン輸送
成層圏オゾン
オゾンホール
偏西風(へんせいふう)の変動
中層大気と寒波の関係
成層圏と対流圏の相互作用

学科一般 第11章 異常気象と気候変動

【学ぶ内容】

近年、猛暑や豪雨、大雪など、これまでに経験したことのないような気象災害が増えています。こうした現象を正しく理解するためには、地球規模で起こる気候変動や海洋の変化を知ることが重要です。

この章では、エルニーニョ現象・ラニーニャ現象をはじめ、地球温暖化や異常気象の原因、海洋と大気の相互作用など、地球規模で起こる気候システムについて学びます。

また、日本の天候に影響を与える海流や海面水温の変化、偏西風の蛇行などについても理解を深め、異常気象が発生する仕組みを総合的に学習します。

近年は気候変動に関する話題がニュースでも頻繁に取り上げられており、気象予報士試験でも重要度が高まっている分野です。地球全体を俯瞰しながら、気象現象とのつながりを理解していきましょう。

【この章で学ぶ項目・用語】
異常気象(いじょうきしょう)
気候変動(きこうへんどう)
地球温暖化(ちきゅうおんだんか)
地球規模の気候変化
日本の天候への影響
エルニーニョ現象
ラニーニャ現象
ENSO(エンソ)
海面水温(かいめんすいおん)
貿易風(ぼうえきふう)の変化
湧昇(ゆうしょう)
ウォーカー循環(じゅんかん)
偏西風(へんせいふう)の蛇行(だこう)
ブロッキング現象
北極振動(ほっきょくしんどう)
大気中二酸化炭素濃度(たいきちゅうにさんかたんそのうど)の経年変化(けいねんへんか)
温室効果ガス
IPCC(アイ・ピー・シー・シー)
地球規模の気候システム
海洋と大気の相互作用
天文的要因(てんもんてきよういん)
地理的要因(ちりてきよういん)
異常気象の外的要因
監視指数(かんししすう)
気候値(きこうち)
平年値(へいねんち)

学科一般 第12章 気象法規の知識

【学ぶ内容】

気象予報士は気象に関する知識だけでなく、気象業務法をはじめとする法律や制度についても理解しておく必要があります。

この章では、気象庁の役割や気象情報の種類、気象予報士制度、予報業務許可制度、警報・注意報・特別警報の仕組みなど、気象業務に関する法令や制度について学びます。

また、近年改正された防災気象情報や、災害対策基本法など防災に関する法律についても理解を深めます。

法律分野は暗記が中心となりますが、毎回の試験で安定して出題される得点源です。気象予報士として社会で活躍するために必要な知識を身につけましょう。

【この章で学ぶ項目・用語】
気象業務法(きしょうぎょうむほう)
気象予報士制度
予報業務許可(よほうぎょうむきょか)
許可・認可・登録・届出・報告
気象予報業務
気象予報士の責務(せきむ)
気象情報
気象観測
注意報(ちゅういほう)
警報(けいほう)
特別警報(とくべつけいほう)
警報の例外
新たな防災気象情報
キキクル
線状降水帯予測情報
顕著な大雨に関する気象情報
早期注意情報
指定河川洪水予報
土砂災害警戒情報(どしゃさいがいけいかいじょうほう)
記録的短時間大雨情報
地域防災計画(ちいきぼうさいけいかく)
災害対策基本法(さいがいたいさくきほんほう)
水防法(すいぼうほう)
消防法(しょうぼうほう)
検定
定款(ていかん)
暫定基準(ざんていきじゅん)
施設・人員の基準
罰則問題(ばっそくもんだい)のポイント