「潜熱」と「顕熱」の違い

受講生の方から質問です!

受講生
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「潜熱」と「顕熱」の違いはなんですか?

「潜熱」も「顕熱」も普通に生活していたら聞かないし、使いませんよね。

この2種類の熱は、気象の予想をするために、ものすごく重要な要素です。
ここでしっかり学んでいってください!

潜熱とは

「潜熱」は物質、
気象の世界では、「水・H2O」の変化によって発生、消費する熱です
水は、氷(個体)、水(液体)、水蒸気(気体)に変化しますが
その「変化」のときに、「熱」が発生、あるいは消費します

たとえば、「氷が浮かんだジュース」があります
①氷は暖かい室内で、その室内の暖かさという「顕熱」をうけて溶けます
②「氷の0℃」から「水の0℃」に変わるときに「潜熱」を消費します
 (融解熱)
逆で言えば、冷蔵庫の中で作られる氷です
①水は冷蔵庫の中で、冷たい空気という「顕熱」をうけてこおります
②「水の0℃」から「氷の0℃」に変わるときに「潜熱」を発生させます
(凝固熱)

顕熱とは

「顕熱」
熱エネルギーのやりとりや移動が伴う熱です
例えば
・ストーブにあたったら暖かい
・雪国に行ったら寒い
・湯豆腐を食べたら口の中が熱くて…
・かき氷を食べたら口の中が冷たくて…

これはすべて「顕熱」です
・ストーブの熱エネルギーが空気中を移動して感じることができたため
 あたたかくなったのです
・雪国の雪や氷、冷たい空気の冷たさが空気中を移動して感じたためです
以下略…

潜熱と顕熱の違い

潜熱と顕熱の違いを表にまとめました。↓

特徴顕熱(Sensible Heat)潜熱(Latent Heat)
主な変化温度変化状態変化(相転移)
温度計での測定直接測定できる直接測定できない
水を温める、空気を冷やす氷が融ける、水が蒸発する

顕熱も潜熱も様々な現象に関わってきますので、この機会にしっかり覚えてくださいね。

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