実技試験の勉強を始めては見たものの・・・天気図を読むのが難しい!
普段、テレビや新聞、インターネットで見かける天気図と違って、試験で使われる天気図はごちゃごちゃしていて、線や文字がたくさん散りばめられています。
参考書や過去問の天気図を見ただけで、急に勉強のハードルが上がったように感じてしまいますよね。
でも大丈夫です!千里の道も一歩から。
ここでは、実技を勉強する前に知っておきたい「天気図の基礎の基礎」をご覧いただきます。
基礎の基礎、最初の一歩を学んで、スムーズに実技の勉強を進めましょう!
※この記事は、当講座に在籍する気象予報士が監修しております。
地上天気図:試験で最初に登場する天気図
試験では一番最初に登場することが多い地上天気図。ほとんどの試験では、この天気図をチェックするところから始めます。

※実際の試験では、このような地上天気図の日本付近を切り取った(トリミングした)ものが使用されます。

テレビで見るような天気図よりちょっと複雑ですね…。

そうですね。
複雑ですが、この地上天気図は、比較的白いところが多ですから、日本がどこにあるのかすぐに見つけられますね。
試験で冒頭に使用される地上天気図の日時については、天気図の下に記載されていますし、問題文の前に説明書きがあるので確認しておきましょう。
では、この地上天気図に何が書いてあるのでしょうか?
緯度線・経度線
天気図には、縦線と横線があります。
横線は丸い地球を表すために、弧を描くような形です。

緯度線・経度線の読み方
緯度線・経度線は、小さな文字で数字が書かれています。ですから「この線何度だっけ?」と思った時は、数字を探せばOKです。


緯度線も経度線も、10°ごとです。
ですから「この線何度だっけ?」と思った時は、線の端っこや交点近くにある数字を探せばOKです。
緯度10度分の距離は、およそ 1,111 km、または 600 海里です。
(試験では1110km、または1100kmで計算する場合が多いです。)
他の天気図でも、北緯30°線(または40°線)、東経140°線の位置が分かれば、すぐに日本列島も見つかりますね。
何が書いてある?それぞれの文字の意味
この地上天気図には、たくさんの文字や記号が書かれていて、余計に難しそうですよね。
でもここを乗り越えることで合格に近づきますので、頑張って覚えていきましょう!
一般的な記号の意味
| 記号 | 意味 |
|---|---|
![]() | 高気圧 |
![]() | 低気圧または低圧部 |
![]() | 熱帯低気圧 |
![]() | 高気圧や低気圧などの中心位置 |
1008などの数字 | 大きい高気圧や低気圧などの中心気圧(hPa) ただし、等圧線(太線)に沿った数字はその等圧線が示す気圧(hPa) |
20KTなどの数字 | 高気圧や低気圧などの速度(ノット) |
白抜き矢印 | 高気圧や低気圧などの移動方向 |
![]() | 寒冷前線 |
![]() | 温暖前線 |
![]() | 停滞前線 |
![]() | 閉塞前線 |
英語(海上警報)の意味
| 記号 | 英文 | 意味 | 発表基準 |
|---|---|---|---|
![]() | FOG WARNING | 海上濃霧警報 | 視程(水平方向に見通せる距離)0.3海里(約500m)以下 |
![]() | WARNING | 海上風警報 | 熱帯低気圧による風が最大風速28ノット以上34ノット未満 |
![]() | GALE WARNING | 海上強風警報 | 最大風速34ノット以上48ノット未満 |
![]() | STORM WARNING | 海上暴風警報 | 最大風速48ノット以上 |
![]() | TYPHOON WARNING | 海上台風警報 | 台風による風が最大風速64ノット以上 |
以上が基礎の基礎となる地上天気図の知識です。
発達中の低気圧や、台風など発生していれば、英語でコメントが入ります。
また、これは実況天気図…つまり観測結果を天気図にしたものですから、各地の観測結果も天気図中で示されています。
観測結果についての読み方は、講座内で詳しく解説しています。
地上天気図の読み方は毎回必ず試験に出る要素ですので、最初にマスターしておきたいですね。

ここで紹介したことは、実技試験の勉強をするための「最初の一歩」です。
あなたの次の一歩を、応援しています!
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