「今はChatGPTなどのAIを駆使すれば、独学で勉強できるのでは?」
そう考えている方へ。
実際の受講生からの質問をAIで確認した結果…。2025年春時点では難しいことが判明。その理由をお伝えします。
生成AIで勉強してみた結果・実体験より
気象予報士アカデミーは講師(生身の人間)が受講生からの質問に対して、一つ一つ確認して返答しているスタイル。
「はて、今の時代、これはもはやAIでできるのではないか」といくつかの質問をAI(ChatGPT4o:有料版)でトライしてみました。
すると…誤った解答が多くて驚きの連続!!!
実際の受講生からの質問 風向が不連続になっているところの実線を書く問題です。 書くときに矢羽根のどこを通るように書けばよろしいのでしょうか? 付け根か、先の方なのでしょうか。 ChatGPTの回答 風向が不連続になっている地点に実線を引く場合、矢羽根の「付け根」を通るように線を引くのが正しい方法です。 理由:風向を表す矢羽根は、付け根の位置が観測地点を示しており、そこが風向の情報の基準点になります。 気象図や実技試験では、**等風線や風向の不連続線(実線)**を描くときに、風の変化の起点=観測点に正確に線を通す必要があります。 補足:矢羽根の先(矢印の方向)は風が「どこから吹いているか」を表しますが、線を引くときの位置基準にはなりません。実技試験ではこの位置の正確さも評価の対象になります。 気象予報士アカデミーチューター講師の回答 「不連続」ということは、要は「流れが変わったところ」を探せばいいのです 問題文は「風向の不連続」を答えるように求めているので 「風向のシア(差)」、要は「風向が変わったところ」を探せばいいのです。図では風向が「北または西より」 もう一方が「南寄りの風」に変化しています それぞれの矢羽根の中間に線を引けば正解になります |
それっぽい解答が返ってくるので、信用しそうになりましたが、これだと勉強している人が誤った知識をつけてしまうという気持ちが正直なところでした。
生成AIで気象予報士試験の勉強が難しい理由
なぜまだ気象予報士試験対策に生成AIを使うのは難しいのか。それには明確な理由があります。
資格試験の中では受験者数が少ないニッチな試験である
気象予報士試験は年間4,000人程度の受験者という、国家試験の中でも少数派。
ChatGPTなどのAIは、大量のテキストデータを元に学習していますが、受験者が少ない試験の情報はAIの精度が低くなりがちです。
たとえば、約2万人の受講生がいる司法試験や、年間約200万人以上いるTOEICなら圧倒的な受験者数がいるので、WEB上のコンテンツも豊富にあって、精鋭された情報をAIがピックアップして回答ができます。
一方で、気象予報士試験の質問に対しては、掲載数が少なく、誤った解説をしているWEBページも参考にされてしまうため、間違えた回答が表示されたり、ややこしい表現になることもしばしば起こりました。
気象予報士試験には最新の情報が出題される
気象観測や予報に関する技術は日々アップデートされています。
しかし、ネット上には古い情報や法改正前のデータがそのまま放置されているケースも多数。
気象予報士試験では最新の情報が反映するため、気象予報士アカデミーでは常に講師が気象庁のHPをチェックし、最新の情報を加味して資料を作ったり情報を配信しています。
それほど、情報にはアンテナを張って最新の情報で勉強をしなければなりません。
そのため、古いテキストや参考書で勉強するのはとても危険なのですが、それと同じ状況がWEBの世界=AIの世界でも繰り広げられています。
つまり、生成AIが引用するのは、必ずしも「最新で正しい情報」とは限らないため、試験に出題される内容とズレがあることも多いのです。
図の読み取り・前線解析・等温線の書き方などはAIが苦手
気象予報士試験の実技では、以下のような“人間的な判断”が問われます。
- 等温線の引き方(温度変化の解釈)
- 前線の位置をどう解析するか
- どこまでが「正解」とされるかの判定基準
AIは言語処理には強いですが、こうした図形的・空間的な問題にはまだ不向き。
「どこまで書けば正解になるのか?」という判断基準は、講師からのフィードバックでしか学べません。
AIを使って気象予報士試験を独学で目指す人へ:効果的な活用法と注意点
繰り返しになりますが、気象予報士試験は、専門性が高く、出題内容に最新の気象知識や実務的な判断が反映される、非常にニッチで高難度な国家資格です。ChatGPTのような生成AIを活用することで、独学でも効率的に学べる側面はありますが、誤った情報や解釈のリスクもあるため、正しく活用することが重要です。
AIの効果的な使い方
基礎知識の確認
- 気象用語の意味や初歩的な気象現象の仕組みを、やさしく噛み砕いて教えてもらうには最適。
- 例:「閉塞前線とは?高校生にもわかるように説明して」
学習の補助資料として活用
- 自分で書いた要点ノートをAIに添削してもらう
- 項目ごとの「まとめ」や「語呂合わせ」を提案してもらう
モチベーション維持
- 学習計画を一緒に立てたり、進捗管理をサポートしてもらう(例:「1日30分でできる勉強法を教えて」)
結論|AIはあくまで補助。合格したいなら「プロから学ぶ」のが最短ルート
この記事を読んでいらっしゃる方はAIを駆使しつつ独学で合格されたい方、もしくは効率的に勉強を進めて合格されたい方だと思います。
生成AIを使えば、用語の意味や理解の補助にはとても役立ちます。自分のペースで学べる、質問もし放題――まさに独学の強い味方です。
でも、実際に試験で問われるのは「思考力」と「実務的な判断力」。しかも、AIが正しい回答を答えてくれているかの検証も必要になってきます。
独学の場合、質の高いコンテンツをしっかり管理、配信されている「晴ノート」を使って勉強するのがお勧めです。
しかし、気象予報士試験は理科系知識、計算式、地学、法律など範囲がとても広く、理系でも文系でも誰もが苦手とする分野があります。
また、短期間で集中して勉強すれば受かるものではなく、座学で知識を学び、実際の天気図をたくさん見て、など長期にわたって勉強する必要があります。
そういったつまづいた時のサポートや、長期にわたってモチベーションを保つためには、自分が勉強を続けられる環境に身を置くこと=講座を受講することはとても大切です。
講座を受けるということは、費用をかける分、独学よりも効率よく勉強ができます。結果、時間的に考えれば費用は回収できる考えます。
✅ 気象予報士講座を受講するメリット(気象予報士アカデミーの場合)
- 出題傾向を反映した最新教材
- 質問には講師が丁寧に回答=質問無制限で不明点をなくす!
- 図解問題の添削&アドバイスも可能
「独学で頑張ってきたけどあと一歩…」「AIも使いながら効率的に合格したい」
気象予報士アカデミーはそんなあなたのラストスパートを徹底サポートします。
ちなみに、気象予報士アカデミーではしっかりと正しく質問に答えられるオリジナルのAIを構築予定です。
AIのように常に進化する気象予報士アカデミーで独学よりも効率よく合格しましょう!
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「テキストを買ってみたけれど、わからないことだらけ…」
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