【最新】気象予報士試験の申請者数・合格率の推移|第65回(2026年1月試験)対応

【徹底分析】 気象予報士試験 合格率5%に挑む 合格率・合格率推移

気象予報士試験は「難関の国家資格」と言われることが多い試験です。その難易度を客観的に知るためには、申請者数や合格率といった公式データを正しく読み取ることが欠かせません。本記事では、最新回の公式発表をもとに、気象予報士試験の申請者数・合格率の推移をわかりやすく解説します。これから受験を検討している方、勉強を始めるタイミングに迷っている方の判断材料としてご活用ください。
※本記事は試験ごとの気象業務支援センターの公式発表にあわせて随時更新しています。

気象予報士試験とは

気象予報士試験は、年に2回(1月・8月)実施される国家資格試験です。試験は学科試験(一般・専門)と実技試験で構成されており、すべてに合格することで気象予報士の資格を取得できます。

学科試験は知識量だけでなく、用語や法規、気象現象の理解が問われます。一方、実技試験は資料を読み取り、論理的に考察する力が必要です。単なる暗記では対応できない点が、この試験を難しく感じさせる大きな理由の一つです。

気象予報士試験は、合格率5%前後の難関国家試験でありながらも、毎回多くの受験者が挑戦します。その背景には「資格を取って就職したい、転職したい」という方だけではなく、「天気が好き」「社会の役に立ちたい」と趣味で受験する方も多く、10代から80代まで世代を超えた幅広い世代の方がチャレンジしています。

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最新回の気象予報士試験 申請者数

2026年1月25日(日)、気象予報士試験が全国9会場で実施されます。
第65回目となるこの試験には4,557人が受験予定です。

なお、申請だけして、実際受験しない人もいるので、受験者数は変わってきます。

試験地申請者数
北海道187人
宮城県265人
東京都2,503人
大阪府1,129人
福岡県427人
沖縄県46人

気象予報士試験の申請者数の推移

2022年からは、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の影響もあってか、受験者数が例年の約3,000人台から4,000人前後へと増えており、今回の第65回も 前回よりも61人増えて、4,557人と安定的に高い数字を維持しています。

気象予報士試験 受験者数、合格者数、合格率推移と傾向

気象予報士試験の合格率は、長期的に見るとおおよそ5%前後で推移しています。合格率の数字からは非常に難関な試験という印象を受けますが、この数値を正しく理解することが重要です。

気象予報士試験には年齢制限や受験回数の制限がなく、誰でも何度でも挑戦することができます。また、学科試験と実技試験は分けて合格を目指すことも可能なため、「まずは受けてみよう」「今回は学科だけを狙ってみよう」と考えて申し込む受験者も少なくありません。

また、試験は年2回実施されていますが、季節的な要因も受験者数に影響しています。一般的に、1月に実施される試験は8月試験と比べて受験者数が少ない傾向があります。年末年始を挟むスケジュールや天候条件などが、受験行動に影響していると考えられます。

このように、合格率や受験者数の数字は単体で見るのではなく、試験制度や実施時期とあわせて読み解くことが大切です。

実施年申込者数受験者数合格者数合格率
第64回(2025年8月)4,4964,0482105.2%
第63回(2025年1月)4,7004,0342446.0%
第62回(2024年8月)4,7364,2682485.8%
第61回(2024年1月)4,5153,9282426.2%
第60回(2023年8月)4,8004,2902064.8%
第59回(2023年1月)4,7774,1661984.8%
第58回(2022年8月)4,8914,1732516.0%
第57回(2022年1月)4,8293,6291774.9%
第56回(2021年1月)4.1772.9201244.2%
第55回(2021年8月)3,6562,6161465.6%
第54回(2020年1月)3,5832,8481665.8%
第53回(2020年8月)3,6432,9691735.8%
第52回(2019年1月)3,3192,9571354.7%

学科試験免除の有無

気象予報士試験は 学科試験(一般知識・専門知識)実技試験 の3つで構成されています。
このうち、学科試験に合格すると、その合格は 1年間有効 となり、次回以降の試験で「学科免除」の申請が可能になります。

最新試験(第65回)試験の免除「なし」と「あり」の比率

  • 免除なし:2,798人(61.4%)
  • 免除あり:1,759人(38.6%)

およそ3人に1人は過去の合格実績による免除を利用して受験しており、継続して試験に挑戦している層が一定数存在していることが分かります。

このうち、やはり「免除あり」の人は、かなり勉強されているので、気象予報士アカデミー受講生でも、免除ありからの合格率は格段に高くなります。

男女比

男性が約4分の3を占めていますが、女性も約1,000人以上が挑戦。過去と比べて女性比率が増加傾向にあります。近年は女性キャスターのエイジジェンダー(年齢による役割の固定概念)が払しょくされつつあり、女性の気象キャスターも長く続けられる職業として定着してきたことや、「気象を学びたい」という関心が広がっていることがわかります。

気象キャスターの仕事とは 女性キャスターが長く活躍する時代に

  • 男性:3,504人(76.9%)
  • 女性:1,053人(23.1%)

年代別の特徴

  • 20歳未満:3.9%
  • 20代:23.1% ← 最も多い層
  • 30代:17.6%
  • 40代:13.6%
  • 50代:14.7% ←意外に多い層
  • 60代:15.4% ←意外に多い層
  • 70歳以上:7.1% ←意外に多い層

気象予報士試験の最大の特徴はとにかく受験する年齢層が広いことです。

受験層のピークは 20代で約3割を占めます。これは転職や就職を目的に受験する層が多くを占めます。
しかし注目すべきは、50代以上で全体の約40%を占める点。つまり「社会人・定年後の学び直し組」が非常に多いことが気象予報士試験の特徴です。

気象予報士アカデミーでも、「仕事が一段落したのでずっと好きだった気象を学びたい」という受講生の方がとても多いです。

今回の受験者数の最年少と最高年齢

  • 最年少:9歳(東京会場)
  • 最高齢:87歳(東京・大阪会場)
  • 平均年齢:42.6歳

年齢層最年少9歳、最高齢87歳と非常に幅広く、多くの世代に門戸が開かれている国家試験であることが際立っています。
ちなみに、最年少の合格者は2017年と2021年に合格している小学6年生が2名。今回の10歳の方が合格すれば、歴代最年少記録を更新することになります。気象予報士アカデミーでの最年少合格者は高校1年生のK.Eさんが合格しています!


 【気象予報士試験】 最年少合格者は?最新の平均合格年齢は?

冬(1月試験)と夏(8月試験)の比較

過去の傾向として、1月試験より8月試験のほうが約100~200名多い傾向と、比較的合格率が高い傾向にあります。

動機の多様さが反映される受験者層

令和2年度調査では82%が「知識取得や趣味のため」に受験し、29%が「就職・転職目的」と回答。つまり、 趣味志向や学びを目的とした受験生が多い傾向は今回も変わらないと考えられます。

試験会場情報

今回の第65回試験会場は前回よりも1会場増えて、全国9か所で開催されます。

  • 北海道:大原簿記情報専門学校札幌校
  • 宮城県:東北電子専門学校
  • 東京都:タイム24ビル
  • 東京都:TFTビル 東館
  • 東京都:二松学舎大学九段キャンパス4号館
  • 大阪府:新梅田研修センター
  • 大阪府:TKP新大阪カンファレンスセンター
  • 福岡県:福岡商工会議所
  • 沖縄県:沖縄大原簿記公務員専門学校

合格発表は2026年3月13日(金)

気象予報士試験の合格発表は毎年翌々月に発表されます。
合格発表の方法は、WEBサイト掲載と郵送の2パターンです。

WEBサイト掲載

(一財)気象業務支援センター の公式ホームページで公開されます。

  • 掲載内容:
    • 合格者受験番号一覧(PDF形式)
    • 合格者数・受験者数・合格率などの統計資料
  • 公開時間:午前10時頃が多い(回によって多少前後あり)

郵送による通知

合格者には 合格通知書 が受験申込時の住所宛に送付されます。

  • 試験終了から約1か月後に発送
  • 不合格者にも「成績通知」が届き、科目別に合否判定があります。

ただ、当講座の受講生でもありましたが、郵送の通知がなかなか届かない、ということもあるようですので、WEBで確認するのが一番早くて確実です。

さいごに 気象予報士試験試験に挑む方へ

気象予報士試験は、合格率だけを見ると非常に難しく感じられる試験です。しかし、申請者数や合格率といった数字の背景には、年齢制限や受験回数の制限がないこと、分割合格を目指す受験者が多いことなど、この試験特有の事情があります。

数字だけに振り回されるのではなく、試験制度や受験者の傾向を正しく理解し、自分に合った学習計画を立てることが何より重要です。気象予報士試験は、正しい方向で学習を積み重ねれば、決して特別な才能がなければ合格できない試験ではありません。

これから挑戦しようとしている方、すでに学習を始めている方、それぞれの立場で最適な進め方は異なります。大切なのは、焦らず、着実に、自分のペースで学び続けることです。

本記事が、気象予報士試験に挑む皆さまにとって、試験に向き合うための一つの判断材料となれば幸いです。