【完全ガイド】8月気象予報士試験を勝ち抜くための攻略(最新データ・当日までの体調管理と勉強法)

気象予報士試験(8月)は猛暑と高い競争率の中で行われる過酷な戦いです。この記事では、最新の受験者数・合格率データをもとに、夏の試験に向けた水分補給・栄養・運動・睡眠の体調管理法、残り1か月から試験当日までの勉強計画、当日に頭が冴える食事の工夫まで、合格のために実践すべき戦略を完全ガイドします。

はじめに

気象予報士試験は毎年8月と1月に実施されます。

それぞれの月に実施される試験の特徴があり、特に8月試験は真夏の猛暑、湿度、そして受験者数の多さによる競争激化が特徴です。

この記事では、最新の受験者数・合格率データと傾向分析を踏まえ、夏特有の体調管理法、効果的な勉強計画、試験前日・当日の過ごし方まで詳しく解説します。

最新合格率データで見る気象予報士8月試験の特徴

過去の受験者数と合格率

試験回受験者数合格者数合格率
2022年1月(第57回)3,629人177人4.9%
2022年8月(第58回)4,173人251人6.0%
2023年1月(第59回)4,166人198人4.8%
2023年8月(第60回)4,290人206人4.8%
2024年1月(第61回)3,928人242人6.2%
2024年8月(第62回)4,268人248人5.8%
2025年1月(第63回)4,034人244人6.0%

8月試験は例年受験者数が4,000〜4,800人、合格率は4〜6%前後で推移しています。
1月試験より受験者が多い傾向があり、競争はやや激しいといえます。

※2015年からの合格率(申込者数・受験者数・合格率)の一覧はこちら

  • 8月試験は1月に比べると受験者数が多いため、相対評価で上位に入るための得点力が必要
  • 合格率は4%~6%で推移しているが、1月試験に比べると合格率が低い傾向にある
  • 夏特有の高温多湿・冷房負けが集中力や体調に影響
  • 会場によっては冷房が効きすぎる、効かななどがあり、個人で対策が必要!

8月試験までに体調を整える方法

まずは8月試験まではとにかく体調を整える=体力をつけることが必要です。
特に、午前中の学科一般から実技までフルに受験される方は9時40分~16時10分まで4時間以上の試験に対応しなければなりません。

いくら知識をつけて万全に準備していても、脳の疲労や体力の低下によって、実力を発揮できないともったいなさすぎます。
まずは事前にしっかり体力をつけるようにしてください。

水分・ミネラル補給で集中力を高める!

勉強中は水分を意識して取りましょう。水分不足による影響は、脳の機能が低下します。
人間の脳は約70%が水分でできていて、体重のわずか1〜2%の水分が失われるだけで、集中力・記憶力が低下します。
水分が不足すると、「なんとなく頭がぼんやりする」「問題文が頭に入らない」という状態が起きやすくなります。

さらに、血流が悪化しやすくなるため、血液が濃くなり、脳や筋肉への酸素供給が減少してしまします。

特に午後の勉強中は眠気やだるさが強くなりやすくなります。

ですので、水分はしっかりと取るように意識してください。
勉強に集中しているとあっという間に時間が経ってしまうことがあります。

「1時間に1回は水分を取る」など時間を決めたり、「この問題が終わったら水分を取る」など、「意識して取る」ようにしてください。

その際、おすすめは「麦茶」です。

勉強中に麦茶が適している理由

1.カフェインゼロ

  • コーヒーや緑茶と違い、カフェインによる利尿作用や寝付きの悪化がありません。
  • 試験前日の夜や就寝前でも安心して飲めます。

2.ミネラル補給ができる

  • 麦茶にはカリウム・リン・マグネシウムなどが含まれ、発汗で失われるミネラルの補充に役立ちます。
  • 特に夏の「かくれ脱水」予防に効果的。

3.胃腸にやさしい

  • アルカリ性で、胃酸過多や胃もたれを起こしにくい。
  • 空腹時や長時間の勉強でも負担が少ないです。

4.血流改善作用が期待できる

  • 麦茶に含まれる成分「アルキルピラジン」には血流を良くする作用があるとされ、脳への酸素供給をサポートします。

麦茶の飲み方のコツ

  • 冷たすぎる麦茶は胃腸に負担をかけるため、常温〜やや冷え程度がおすすめ
  • 30〜60分ごとに150〜200mlを目安にこまめに飲む
  • 長時間勉強や大量発汗する日は、麦茶に加えて、塩分補給(塩タブレットや梅干し)もお勧めです

栄養バランスの良い食事で勉強体力をUPしよう

気象予報士試験勉強は一日で長時間の試験が行われるため、「脳のスタミナ勝負」です。

脳も筋肉と同じように、適切な栄養がなければ十分に働きません。特に8月試験では暑さによる体力消耗も加わるため、日々の食事が集中力と持久力のカギになります。

1. 三大栄養素をしっかりそろえる

  • 炭水化物(ご飯・パン・麺類)
    脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖を供給。主食を抜くと集中力が落ちます。
  • たんぱく質(魚・肉・卵・大豆製品)
    記憶や学習に必要な神経伝達物質の材料になります。筋肉量維持にも必須です。
  • 脂質(オリーブ油・ナッツ・魚の脂)
    適量の良質な脂は脳の構造を作る材料。過剰摂取は避けつつ、質を重視しましょう。

2. ビタミン・ミネラルで代謝を助ける

  • ビタミンB群(豚肉・納豆・卵):糖質を効率よくエネルギーに変える
  • 鉄分(赤身肉・レバー・ほうれん草):酸素を脳に運び、頭の回転を助ける
  • マグネシウム(ナッツ・海藻):神経や筋肉の働きをサポート

3. 夏バテ防止の工夫

  • 冷たい麺+たんぱく質(そうめん+ゆで卵・冷しゃぶなど)
  • ビタミンCを含む野菜や果物(トマト・キウイ・オレンジ)で疲労回復
  • 発酵食品(納豆・ヨーグルト)で腸内環境を整え、免疫力を維持

4. 間食で集中力キープ

  • バナナ(糖質+カリウム)
  • ナッツ(良質な脂質+ミネラル)
  • ヨーグルト(たんぱく質+カルシウム)

💡 ポイント
試験直前になるほど、食事が軽くなったり偏ったりしがちです。あえて意識して、主食・主菜・副菜をそろえることが、最後まで集中力を落とさず走り切る秘訣です。

基礎体力を落とさないための10分運動

特に夏の暑い時期の試験勉強は、どうしてもクーラーの効いた部屋に長時間こもりがちです。
快適な温度で勉強できる反面、体を動かす機会が減り、血流や代謝が低下してしまいます。
この状態が続くと、頭がぼんやりしたり、肩こり・腰痛が悪化したりと、集中力の低下を招きます。

そこでおすすめなのが、短時間でしっかり汗をかく運動です。
10分間程度でも、心拍数を上げて全身を動かすことで、脳への酸素供給が増え、勉強効率が格段に上がります。

10分でできる室内発汗運動(各40秒+休憩20秒×2セット)

  1. 足踏みダッシュ – 腕を大きく振ってその場で全力足踏み
  2. ジャンピングジャック – 足と腕を同時に開閉して全身を使う
  3. スクワットジャンプ – スクワット後に軽くジャンプして下半身強化
  4. マウンテンクライマー – 腕立て姿勢で膝を交互に胸へ引き寄せる
  5. もも上げキック – 膝を高く上げて軽く前にキック

運動を安全に行うためのポイント

  • 冷房をつけた室内で行い、熱中症を防ぐ
  • 息が軽く弾む程度の強度から始める
  • 運動前後に必ず水分補給
  • 足腰に不安がある場合はジャンプ系をかかと上げ運動に置き換える

💡 ポイント
「水分+栄養+運動」の3つをそろえることで、夏の勉強環境でも基礎体力と集中力を維持できます。

特に運動は気分転換にもなり、学習のリズムを整える効果がありますので、体調に合わせて取り入れるようにしてください。


試験勉強の疲れを吹き飛ばすにはやはり睡眠!

しっかり水分と栄養を取り、運動で血流を良くしたら、次に整えたいのが睡眠です。
試験直前の時期は、「勉強時間を確保するために睡眠時間を削る」という人も少なくありませんが、気象予報士試験にはこれは逆効果。

なぜならば、気象予報士試験の範囲はとても広く、時には深い知識が必要になります。


1か月睡眠時間を削って覚えるだけ覚えるなど、知識を詰め込めば受かるような試験ではなく、知識と知識を絡み合わせて一つ一つ理解できる、「理解力」が求められます。


睡眠不足は脳の記憶定着力を下げ、集中力や判断力を著しく低下させます。
睡眠時間を削らずに、しっかりと勉強時間を確保しつつ、質の良い睡眠をとることで、日々の脳の疲労も取るようにしましょう。

試験前におすすめの睡眠習慣

試験前にはしっかりと試験の時間に脳が働く状態に持っていく練習をすることが大切です。
また、質の良い睡眠をとるための基本的な動作は行うようにしてください。

  1. 就寝・起床時間を固定
    試験時間に合わせて朝型の生活リズムにする
  2. 寝る前のスマホ・PCは控える
    ブルーライトがメラトニン分泌を妨げ、眠りが浅くなる
  3. 寝室環境を整える
    室温26〜28℃、湿度50〜60%を目安に。冷房はタイマーや弱風を活用
  4. 寝る前に軽いストレッチや深呼吸
    副交感神経を優位にして入眠しやすくする

💡 ポイント
試験本番で力を発揮できるかどうかは、前日の睡眠だけでなく直前1週間の睡眠習慣にかかっています。計画的に生活リズムを整えましょう。

気象予報士試験が迫ってきたらすること!前日までの勉強の仕方

残り1か月前からは過去問を中心に、本番モードに突入していきましょう。
できれば過去問も実践と同じく時間を図り、机の上をどのように配置するかなど考えながら、本番さながらの状況を繰り返し、本番の状況に慣れるようにしてください。

  • 過去問演習を中心に:学科は過去10回分、実技は過去5回分を最低1周
  • 新しい教材は使わない:今までの復習と弱点克服に集中
  • 時間配分を意識:特に実技は解答時間を測りながら練習
  • 弱点補強:間違えた問題は設問単位ですべて理解するように。2回連続で正解しないものは理解ができていないと思え!
  • 模試を受ける:本番と同じ時間帯・環境で模試を行い、体内時計を試験モードに

※過去問をするときには、特に学科専門は古い情報の有無は注意


気象予報士試験 前日の過ごし方と取り組み

前日になれば、とにかくこれ以上詰め込むのはやめて、翌日に頭をフルに動かせるようにしっかり頭を休めることも重要です。どうしても不安な個所だけ復習をして、あとは自信をもつように暗示をかけること。そして、忘れ物がないように、準備をするようにしてください。忘れ物が1つあるだけで精神的に疲れてしまします!

早めの就寝:興奮して眠れない場合は深呼吸やストレッチでリラックス

軽い復習のみ:新しい問題や難問には手を出さない。どうしても不安な個所のみ復習。

持ち物と会場までの経路確認:服装や持ち物を調整、初めての会場などの場合は経路をしっかり確認しましょう。

気象予報士試験当日の過ごし方とお勧めの朝食・昼食・おやつ

いよいよ試験当日です。
まずは忘れ物がないようにしっかり準備をしましょう。特に受験票だけは忘れてはいけません!!
筆記用具などの抜け漏れがないかチェックをして、テキストなどの教材は当日はあまり詰め込みすぎず、自分が安心できるものだけ持っていくようにしてください。

どうしても不安になるとテキストをたくさん持っていきたくなりがちです。それで安心できるのであれば持って行くのもよいですが、荷物の重さで体力を消耗しないようにしてください。

※そのためにも、気象予報士アカデミーでは、当日に持って行くようの「ノートを1冊か2冊」自分で作ることを推奨しています。

そして、次にすることは「心を落ち着けて自信を持つこと」です。
ここで不安になるようであれば少しテキストを振り返っても構いませんが、「あれもできていない」「これもわからない」のように自分ができていないことを確認するのではなく、「このテキストは2周したな」「この問題もはじめはちんぷんかんぷんだったけど、半分は解けるよになってる。」などこれまでの自分の努力を肯定する見返しをしてください。

当日持って行くものは受験票と筆記用具と、「自信」です。

そのうえで、試験当日に頭がしっかり回転するために、できれば朝食はしっかり取ってください。
その際、「脳のエネルギー源を安定して供給できる食事」がとても重要です。当日の食事は、「集中力・判断力・記憶力」に直結します。

試験当日におすすめの朝ごはん

朝は、脳にブドウ糖(糖質)を供給することが第一。加えて、血糖値の急上昇・急降下を防ぐためにたんぱく質や食物繊維も一緒に摂るのがポイントです。

  • おにぎり+ゆで卵+味噌汁
    → 和食の定番。消化も良く、炭水化物・たんぱく質・塩分をバランス良く補給。
  • ご飯+納豆+豆腐+バナナ
    → 脳を動かすアミノ酸やビタミンB群も一緒に取れる。
  • 食パン+卵焼き+ヨーグルト+フルーツ(キウイやリンゴ)
    → 洋食派はこちら。脳に効く糖質とたんぱく質の組み合わせ。

❌ 避けたい朝食

  • 菓子パン・ジュースだけ:血糖値が急上昇しすぎて、眠気やイライラの原因に
  • 油っぽいもの:胃に負担がかかり、集中力が落ちやすい
  • コーヒーの飲みすぎ:利尿作用で脱水につながる可能性も

気象予報士試験 当日の昼ごはん(実技試験前)

午後の実技試験前は、満腹にしすぎないことがポイント。
消化に時間がかかる食事をすると、眠くなったり、脳への血流が減ってパフォーマンスが落ちることがあります。

しかし、午後の実技は75分×2試験とかなり体力も脳も消耗します。
たまに「食べずに勉強します!」という方もいますが、できれば栄養ゼリーなどは口にして、水分と体力維持につながるものは取り入れるようにしてください。

✅ 理想の昼食例(腹8分目)

  • おにぎり2個+唐揚げ or 焼き鮭 or 卵焼き+麦茶
    → 和風の軽食でバランスも良い
  • 小さめのお弁当(ご飯・おかず・野菜)+果物(バナナ)
  • サンドイッチ+ゆで卵+ナッツ or チーズ+常温の水 or 麦茶

❌ 避けたい昼食

  • コンビニの油もの(揚げ物やラーメン系):消化不良・眠気を引き起こす
  • 菓子パン・ジュースだけ:血糖値が急上昇しすぎて、眠気やイライラの原因に
  • 空腹すぎる状態:集中力が維持できない

間食・糖分補給も忘れずに

実技の前はとにかく糖分補給をして、頭がフル活動できるようにしてください!

  • 試験直前にはチョコレート・ラムネ・バナナなどで軽く糖分補給を
  • 午後に頭がぼーっとする人は、実技試験の前にチョコ1〜2粒で脳を活性化

💡 ポイント
試験当日は「食べなさすぎ」も「食べすぎ」もNG。
普段と同じか、やや軽めを意識しつつ、「炭水化物+たんぱく質+水分+少しの糖分」が黄金バランスです。

まとめ:猛暑の中でも、自分史上最高のパフォーマンスを!

8月の気象予報士試験は、他のどの時期よりも過酷な環境との戦いです。
外は猛暑、室内は冷房、体は疲れ、頭は回らない。
そんな状況にどう立ち向かうかが、合否を分ける最大のカギになります。

合格に必要なのは、知識だけではありません。


水分と栄養をしっかりとる・運動での体力づくり・睡眠で疲労回復、という「体調管理」と、段階的な「勉強計画」、そして試験直前・当日の「行動と食事」まで、どれも大切な戦略です。

✅ こまめに水分とミネラルを補給し、
✅ 栄養バランスの良い食事で脳と体を整え、
✅ 室内で10分運動して血流と集中力を高め、
✅ 睡眠リズムを整えたうえで、
✅ 残りの時間を「合格できる答案づくり」に使う。

そして試験当日は、これまでの自分の努力を信じて、淡々と、冷静に、前向きに。

気象予報士試験合格は簡単ではありませんが、諦めなければ合格できる試験です。
そして、だからこそ合格した時、自信と達成感があなたの人生を強く支えてくれます。

この夏、体も頭も万全に整えて、自分史上最高の力を発揮してください。応援しています!

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